「17年間1度も休まなかった衣笠祥雄選手」
元プロ野球選手で、
「鉄人」の愛称で親しまれた
衣笠祥雄選手が、
先日亡くなりました。
ご存知ない方も
いらっしゃると思いますが、
1971年から1988年までの17年間
1度も休まず
連続試合出場を果たした選手です。
その17年間で達成した
2215試合連続出場と言う数字は
日本記録です。
続く2位は、阪神の鳥谷選手
1914試合(4月24日現在、継続中)
第3位は、阪神の金本監督
1766試合と、
なかなか破られない
記録となっています。
人間は、調子の良し悪し
様々あると思いますが、
その状況下で、
2215試合連続出場は
偉業と言えます。
衣笠選手は1987年
国民栄誉賞を受賞しており、
プロ野球選手では
王貞治選手に続く
二人目の受賞です。
その意味では、
休まないことが
評価されたと言ってもいいでしょう。
「休まない」⇒「継続」は、
大きな力になりますね。
手帳での「計画」⇒「夢実現」
も同様です。
鉄人と愛称が付いた衣笠選手には、
様々なエピソードがあるそうです。
1979年8月の対巨人戦で、
西本投手からデットボールを受けて
肩甲骨を骨折。
連続出場の記録がストップされると
誰もが危惧しました。
しかし出場が危ぶまれた
翌日の試合に、
なんと代打で登場してきたのです。
結果はフルスイングで
三球三振となりましたが、
その時に衣笠選手は、
「1球目はファンのために」
「2球目は自分のために」
「3球目はデットボールを当てた」
西本投手のためにスイングした
と話しています。
デットボールを当てた
相手チームの投手まで
気を配る選手だったのですね。