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今年も桜が咲き始めています。

今年も桜が咲き始めています。

例年より早い「開花」です。
私の居住する京都は22日に「開花」となり、写真は本日の真如堂の桜です。
なんと高知県では早くも3月19日に「満開」となりました。

桜は、夏頃に花のもととなる「花芽」を作り休眠します。
「花芽」は冬の低温に一定期間さらされると、
休眠から覚めます。

従って桜の開花は、
冬が寒いほど早く咲くようで、
今年の冬は寒さが厳しかったために。
早まっています。

そして、この春の急な暖かさで、
開花がより早まっているようです。

「開花」と「満開」はどのような状況
なのでしょうか?

全国各地に桜の標本木が
決まっているそうで、
基本的には気象台に近く、
周辺の環境が変わりにくい場所にある木が選ばれてます。
東京では靖国神社の中にあります。

「開花」とは標準木の花が5~6輪開いた状態で、
八分咲きで「満開」と言います。

「開花」から「満開」までは地域によって異なりますが、
だいたい5日~1週間のようです。

今年の「開花」は例年より一週間早い地域もあるそうで、
例年入学式といえば桜のイメージがありますが、
地域によっては、葉桜のところが多くなりそうです。

開花前線は徐々に北上し
北海道の東の地域では5月10日の
予測となっています。
狭い日本と言っても、広いですね。

日本の桜の80%が「ソメイヨシノ」染井吉野
「ソメイヨシノ」は諸説ありますが
江戸時代に異なる2種の桜の交配によって生まれたそうです。
江戸の染井(現在の豊島区)地区の植木屋が作ったようで
初めは「吉野桜」と呼ばれていましたが
奈良県の吉野山のヤマサクラと勘違いされるため、
明治33年(1900年)にソメイヨシノという名前に改名されたようです。

成長が早く、若いうちから花を咲かせるソメイヨシノは
明治以降日本各地に植えられました。

ソメイヨシノは種子を持たないため
自然に増えることが出来ません。
接木(つぎき)もしくは挿し木(さしき)で増殖します。
元々は1本の原木なので、同じ条件であれば、
一斉に咲くことになります。

一斉に開花するから、よりきれいなのでしょうね。