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WBC権藤コーチの教え

WBC権藤コーチの教え

ワールド・ベースボール・クラシック2017はアメリカが初優勝で終了した。
日本戦の7試合6勝1敗。得点47点、失点24点という形だった。
日本チームは前評判はあまりいいものでなかったが、フタを開けると快進撃を続けた。
私も楽しく観戦していたが、予選リーグでは、時折日本がピンチになると、権藤ピッチングコーチが背筋を伸ばしてマウンドに出てくる。
権藤コーチなんと78歳である。小久保監督が45歳。他のコーチ陣は全て40歳代なので、監督から見るとお父さんの年齢である。
平均年齢20歳代の選手から見ると、おじいさんと感じることだろう。
何故?と感じてしまいますよね。
興味深かったので、権藤コーチのことを調べてみた。

Don't over teach(教え過ぎない・口を出し過ぎない)という指導方針が基本のようだ、
基本の3つは以下の通り。
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1教えすぎるな
教えられて覚えたことはすぐに忘れてしまうが、自分で気づいて覚えたものは体にしっかりと染みつき、忘れることはない。
選手の自主性を引き出しつつ選手自ら何かに「気づく」ように持っていってやるのが、真のコーチの努めと言える。
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2部下を管理するな
トップの人間がなすべき事は部下を管理することではなく「どの局面で誰を使うか」と言う適材適所の人材活用を考えること。その結果、部下たちは「自分に何が求められているのか、自分は何をすべきなのか」ということがわかってくる。部下が自主的に動くようになればその組織はどんどん強くなっていく。
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3結果を求めすぎるな
緊迫した場面で緊張したり、萎縮したりしてしまうのは、結果を求めすぎているからだ。「上手くやらなければ」「成功しなければ」そんな結果ばかりを求めると、思い切った行動ができなくなる。選手には「悪い結果が出たとしたら、それは俺の責任でお前の責任ではない。だから思い切ってやれ」そう声をかけた。

何か感じるものがありますね。

参考(日本チーム監督、コーチの年齢)
小久保監督45歳、奈良ヘッドコーチ48歳、村田バッテリーコーチ42歳、稲葉打撃コーチ44歳、仁志内野手コーチ45歳、大西外野守コーチ45歳、権藤投手コーチ78歳