新NISAとは?

今回は2024年1月に導入される新ニーサについて勉強してみたいと思います。

Q・新ニーサは何故導入するの?
家計の安定的な資産形成のためです。
夫婦ともに無職で老後を送った場合、年間で65万円の不足となります。20〜30年間で2,000万円不足するといった数字によって「老後2,000万円問題」が話題になりました。そのため、老後に向けた貯蓄が必要といえます。
年金だけでは不足してしまうということですね。

もう一つは経済活性化のためです。
銀行には1100兆円貯金があるそうです。(現金含む)
銀行に預けていても金利の付かない時代ですので、それを株式に投資してもらい経済を活性化してもらうためですね。

Q・NISAって何?
投資の利益が非課税になる制度のことです
普通株式配当では利益の20.315%の税金がかかるのですがそれが非課税になります。

Q・NISA(旧)と新NISAの違いは?
NISA(旧)は2014年に導入されました。
新NISAは今年導入となります。非常に条件が良くなりました
下記大きな4つのメリットがあります。

①つみたて投資枠と成長投資枠併用可能
旧NISAでは「つみたてNISA」と「一般NISA」は併用することができませんでした。
しかし、新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の併用が可能になリました。

 

 

 

 

②年間投資条件額が120万から360万と拡大する
旧NISAの年間投資上限額はつみたてNISAが40万円、一般NISAが120万円です。
それが新NISAでは、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円となります。
新NISAはつみたて投資枠と成長投資枠が併用できるため、最大360万円が年間投資額の上限になります。

 

 

 

 

 

③非課税期間が無期限になる
旧NISAの期間は一般NISAで5年間、つみたてNISAで20年間でした。
新NISAではつみたて投資枠も成長投資枠も無期限となります。

 

 

 

 

 

④非課税保有限度額が最大800万円から1800万円に拡大
旧NISAでは、つみたてNISAは年間最大投資額40万円×最長20年間の投資で最大800万円、一般NISAは年間最大投資額120万円×最長5年間の投資で最大600万円が非課税保有限度額です。
一方、新NISAでの非課税保有限度額は1,800万円(成長投資枠は1,200万円まで)となっています。

 

 

 

 

 

Q・具体例は
例えば、35歳から65歳までの30年間、毎月5万円、合計1,800万円を投資して、年率3%の投資利回りが実現できたと仮定すると、65歳時点の投資資産額は約2,914万円になります。

かなり条件の良い仕組みがスタートします。
旧NISAを開設している人は約9%と言われています。
早く着手すれば効果的でもありますので、まだという方は着手してみてはいかがでしょうか?
(投資の判断はご自身の責任でお願いします)