マーケティングの基礎VOL2
2:6:2の法則

 

 

 

 

 

「2:6:2の法則」とは、“どのような組織・集団も、人材の構成比率は、
優秀な人が2割
普通の働きをする人が6割
貢献度の低い人が2割となる”という理論を指します。

この法則はよく「働きアリの集団」
でも見られるとされており、有名な事例です。
働きアリのうち、
積極的に働くのは2割だけで、
6割は普通に働き、
残りの2割は働かないというのです。

下のグラフは2020年度TOEIC点数ごとの分布になります。
成績が良い795点以上は18%となり、
平均的な人は58%、
一方490点以下は24%と
誤差はあるものの2:6:2に分布しています。
これは成人の身長や体重など何でも当てはまります。

 

 

 

 

 

 

例えば美容室に来られた新規のお客様にも当てはまります。
2割の人は「もう一度来店したい」と思い、
2割の人は「私には合わない来店したくない」と思います。
残りの6割人は「もう1度来店しようか、やめようかと悩んでいる人です」。
この60%の人が再来を仕向けるようにすることが大切です。
そこで私達はDM(メールやLINE)を3回出すことをお勧めしています。
【ダイレクトメール事例】
1回目は3日後の来店のお礼
2回目は3週間後の店の特徴の再確認
3回目は3ヶ月後の来店のお誘い
(期間はお客様の来店頻度により調整)
参考にしてみてください。

 

 

 

 

 

また2:6:2の法則はよく組織論でも使われます。
組織のように集団ができると、
優秀な上位が2割、
平均的な中位の人材が6割、
下位のグループが2割にわかれるというのは、
もうご存知のことと思います。

さらに興味深いのは
上位層2割を集めて集団をつくると、
普遍の法則が働き、この中で、
上位2割、中間6割、下位2割の働きに分かれると言われています。
つまり、集団のメンバーが変わったとしても
「2:6:2の法則」の構造は生まれ続けるのです

「2:6:2の法則」を意識した組織マネジメント、
すなわち、上位2割、中位6割、下位2割、
それぞれに適した施策を行うことが大切となります。