今回は最近のニュースの話題を考えてみたいと思います

2月15日の新聞によると2023年の
日本の国内総生産(GDP)は
ドル換算で4兆2106億ドルとなり
ドイツに抜かれ世界4位に転落しました

 

 

 

 

 

1968年に世界2位に浮上しましたが
2010年に中国に抜かれ3位になっていました

そもそもGDPとは何でしょうか?

国内で一定期間につくられた
モノとサービスの「付加価値」の合計額で、
その国の経済規模などを測る指標となっています

では「付加価値」とは

簡単に言うと国の「もうけ」のことです

商品やサービスを販売した価値から
原材料などの費用を差し引いた価値のことです

例えば
コロッケを100円で売った場合
ジャガイモなどの原材料を30円で仕入れ
50円を従業員の給与などに充てると
原材料費などを引いた20円が「もうけ」となります
これらを積み上げたものがGDPです

 

 

 

 

 

グラフの通り
日本では1990年代にバブル経済が崩壊して以降
長年にわたり低成長やデフレが続き
個人消費や企業の投資が抑えられてきました

また円安の影響で
日本のGDPをドルに換算すると目減りしています

一方物ドイツは価上昇率が高いため
より高くなることも影響したようです

全世界で4位ならいいのでは?
と感じている人もいるのではないでしょうか

しかし国民一人当たりに換算すると
日本は人口は減少しているものの
現在も1億2600万人
8300万人のドイツや
6700万人のフランスよりも
はるかに多くなっています

したがって2022年のデータですが(IMF統計データ)
31位とかなり順位を下げています
当然G7では最下位に位置しています

 

 

 

 

 

 

今 国内では
物価高に給料アップが追いついていないと言われます
是非日本全体の給料アップを願い
消費を活性化したいものです

(出所1人当たりGDPグラフは東洋経済様)