2024年7月3日に、一万円、五千円、千円の3券種を改刷する予定です
その新千円肖像に選ばれたのが
北里柴三郎さんです
破傷風を予防
治療する方法を開発した
細菌学者で
「近代日本医学の父」
と呼ばれています
北里柴三郎さんは
東京大学医学部を卒業後
ドイツに留学
コッホに師事
1889年に世界で初めてとなる
破傷風菌の培養に成功し
1890年には破傷風菌の
毒素を中和する抗体を発見
毒素を無毒化して
少量ずつ注射すると
体内でその抗体が作られ
病気の治療や予防が可能になる
「血清療法」を開発しました
伝染病に対する有効療法が存在しなかった当時
血清療法は画期的な手法でした
血清療法はジフテリアにも応用でき
国際的な研究者として
名声を博すことになります
1892年に帰国
福澤諭吉等の援助を得て
現在の国立伝染病研究所となるを設立
伝染病予防と細菌学の研究に取り組みます
結核予防と治療に尽力しました
私立北里研究所を設立し
狂犬病やインフルエンザ
赤痢などの血清開発を続けました
後進の指導にも熱心に取り組んだ北里博士は
黄熱病の研究で有名な野口英世など
多くの優秀な弟子を輩出しています
現在の慶應義塾大学医学部
創設にも尽力しました