ノルウェー・ノーベル委員会は10月11日
今年の平和賞を、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)
に授与すると発表した
広島と長崎の被爆者による草の根運動の
日本被団協が
「核兵器のない世界実現を目指して努力し
核兵器は二度と使われてはならないのだと
目撃者の証言から示したこと」が授賞理由のようだ
日本被団協とは
核兵器廃絶を願う被爆者の声を
68年にわたって世界に発信してきました
広島と長崎に原爆が投下されてから
9年後の1954年
日本のマグロ漁船「第五福竜丸」の乗組員が
太平洋のビキニ環礁で行われた
アメリカの水爆実験で被ばくしました
これをきっかけに
日本では原水爆禁止運動が高まり
2年後の1956年
被爆者の全国組織として日本被団協が結成されました
1982年に国連で
被爆者の山口さんが
「ノーモア ヒロシマ
ノーモア ナガサキ
ノーモア ウォー
ノーモア ヒバクシャ」
と訴え核兵器の廃絶を迫りました
「ヒバクシャ」は世界に通じる言葉となったようです
2022年ウクライナに侵攻したロシアは
核使用を示唆する発言する
2023年にイスラエル軍とハマスで始まった戦闘は
レバノンやイランを巻き込み
イスラエルはイランの核施設を標的にしているようだ
2024年1月時点の世界の核弾頭数は推定約1万2千発
被団協に平和賞を贈ることで
核抑止論を訴求しているようだ